iOS 8開発所感

とりあえず不具合は多いですが、新機能は面白い。

そしてとりあえず新しく入れ替わったAPI、解像度、新機種対応がとても大変。
iOS 8の不具合対処もとても大変。OSの不具合でも、結局アプリの不具合となる。
新アプリを作っていた時期は、不具合対処が8割邪魔をしてくれました。

Plusは標準画面が横向きに対応しているため、iPhoneアプリでも横対応が必須になると思われる。
もうAutolayout必須です。自前処理では全体を制御できない。
今頃Storyboardを使いだしました。

対応した所な所感をいくつか。

PhotoAPI

 写真を扱うAPIが新しくなり、とりあえず写真ピッカー部分が違うので、今までのコードを丸々置き換える必要があるのかもしれない。複数選択できるピッカーを新規に作ってみたけど、とてもめんどいかったです。

 AppleサンプルのSamplePhotosAppが参考になる。

 全取得は、このサンプルのままだと、同じ写真がサイズ違いで2枚取得されてしまう。おかしくなってるのではなく、単にすべての写真を取り出すインターフェースなのだと思うけど。全写真の取得という意味合いでは、ここだけ丸々変更しないといけない。
Collection – Moment – Assetの構造がわかれば難しくはない。

アドレスピッカー

 従来のdelegateが呼ばれないという、おそろしい更新。xcode6でビルドすると、動かなくなる。

 ABPeoplePickerNavigationControllerDelegate を要チェック。

キーボードやウィジェット

 新機能。作るのはとても簡単。簡単すぎてかなりたくさんリリースされるかと思っていたら、全然出てこなかった印象。かぶりを意識してリリースをひとつに絞ったのは、ちょっと後悔ですね。いくつか作ってはいるので、今後出していくつもり。

 キーボードは、文字挿入と1文字削除のインターフェースしかない。あとキーボード切り替えと。なので、顔文字キーボード的なのは一番作りやすい部類。

 SimejiやATOKは、この仕様の下よく作ってあります。開発面ではViewをはっつけるだけなので、既存のアプリから流用もできます。試しに作ったうんたかキーボードは一瞬で出来ました。サイズは可変にし、iPadでも動くようにすべきなので、そのあたりを考慮した画面構成は必須。

64bit対応

 64bit対応が必須となった。利用中のOSSなどで対応していないライブラリがあるとやばい。怖い。
 一個だけあって、64bitを含めたのを自分で作った。丸々ソース対応したというか。
 メモを残しておかないと怖いので、まとめておきたい。

従来の不具合からの更なる不具合

 UITextView !!!
 UITextViewは、scrollEnabeldの値を変更するだけで壊れます。ずっとあやしいUITextViewの挙動は、多少改善はされていますが。
 あと、カスタムキーボードの入力をフックして、自前のundomanagerには、登録できない。delete単体では来なくて、まとまってくるのかな?なんかよくわからなかった。なのでUITextViewのアンドゥリドゥは、標準のundomanagerを利用する以外、方法がなくなった。(直近で試していないので、現状はどうなってるか不明)

 まず日本語キーボードの顔文字ボタンの挙動が他とまったく違っていて、自前のアンドゥ入れ込みもかなり大変だったのだけど。そのがんばったカスタムももう使えなくなった。scrollEnabeldを使ってたので、上記カスタムキーボードの挙動に関わらず。

Androidはなにも修正がいらなく平和です。

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