新しく追加したIAPが、sandboxでは動作しているが、レビューの本番環境から参照できない。
アプリ内課金(In App Purchase)をアドオンとして、ひとつ追加した更新。
Guideline 2.1 – Performance – App Completeness
レビューの本番環境から、過去のIAPは見れます。
この状況は、何をしても打破できませんでした。
これまで、同様の追加を何度も行っており、コード上の問題を見つけることができません。
処理上の違いは、追加したアドオンのIDだけです。
IAPアドオンの審査への確実な追加(アプデを送る時に画面上で追加するやつ)
debug,releaseビルド双方での確認
AppStoreConnect上の対象IAPの内容更新、別途新規追加
開発環境の見直しなど、できることはやりました。
この提出バージョンから、追加したアドオンが参照できないという状況が変わりません。
アピールも一度行いましたが、レビューを支持されました。
動作しないという点で、単なるバグなので、それもわかります。
具体的には、レビュー環境でのみ、SKProductsRequestの結果がinvalidProductIdentifiersにカウントされます。
Google検索上では、過去に同様の問題は多くありましたが、解決できているものはありません。
結果として、追加したIAPを削除し、その見つけれないIAPを利用しない更新内容としたため、原因は不明なままです。
この状況におちいった場合は、とりあえずはその対応が無難でしょう。
以前一度、同じリジェクトはありましたが、その時は、こちらの動作中の画像を添付した後、レビューは通っています。
IAPの本番環境への反映が遅かったのかもしれません。
AppStoreConnectから本番環境への反映は、sandboxと同時ではなく、別のタイミングという事実でもありそうです。
それを踏まえても、本件はとてもあやしい。
その不具合ではないかと、一応レビュー上では伝えています。
数えると、このバージョンだけで10回リジェクトでした。
ただひとつのアドオンを追加したかっただけなのに。
次回は、何事もなく通ることを祈るばかり。
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『後日談』
このリジェクト、その後もありました。
何を伝えても審査通りません。
しかし!リジェクト後に、「そのままリリースするという選択肢」が増えたのかもしれない。
リジェクト結果の内容に記載がありました。
それを選択するためのメッセージ送付。
Please approved at this time.
→IAPが見れない不具合のまま、リリース成功。
しかし対象のIAPは審査待ちのままなので、リリース版からの参照はできない。
この問題調査依頼をAppleサポートへ連絡。
翌日、そのIAPが審査通ったというメール通知。
見れないはずのリリースから参照でき、購入可能になりました。これは一応の解決です。
Appleの中で審査のやり方を見直してもらえると良いなと。
【審査無限ループの図解】